正しい発声に欠かすことのできないのが「腹式呼吸」ですよね。
発声の基礎して必ず身につけたいスキルですが、簡単なようで難しく、いまいちコツがわからない人も多いのではないでしょうか。
しかし、ある方法から簡単に感覚を掴めるコツがあり、みなさんが日常生活で行なっていることでもあったりします。
そこで今回は、腹式呼吸を身につけるための簡単アプローチ方法を紹介していきます。
集中できる環境を整えたらぜひ実践してみてくださいね。
腹式呼吸のメリット
- 声量アップ
- 声に厚みがでる
- 音域が広がる
- 発声が持続しやすい
- 喉を痛めない
主にこういったメリットがありますが、どれも良い声には欠かせない要素ですね。
胸式呼吸にありがちな、声の細さ、アタック音の弱さ、声枯れ、息切れなどの克服につながるのでとてもおすすめです。
そのため、発声を覚える前にしっかりと腹式呼吸をマスターしておくことが重要です。
腹式呼吸で意識すべきこと
そもそも腹式呼吸に慣れていないときは、自分が出来ているのかすらわからなかったりしますよね。
そこで、呼吸時の基本的な流れをまとめてみました。
- 鼻で空気を吸う
- お腹が膨らむ
- お腹がへこむ
- 口から息が出る
慣れないうちは、自分でお腹を動かそうとするとかえってできないこともあります。
はじめる前は、リラックスして肩に力が入らない状態で取り組んでみてください。
これらをもとに、以下で腹式呼吸のコツを掴める3つの方法を紹介します。
コツを掴む3つの実践法
あおむけ呼吸
腹式呼吸の感覚を掴むポイントの一つが、体勢を変えて行うことです。
立った状態で上手く出来ない場合、息が上がっていたり肩に力が入っていたりするので、まずは身体を仰向けの状態にしてみましょう。
実は、人は寝ているときは腹式呼吸の状態で、これと同じ体勢になることで自然と呼吸がしやすくなりますね。
お腹に手を当てて、呼吸に合わせて動いていればOKです。
感覚が掴めたら立った状態にもチャレンジしてみましょう。
脱力
いざ腹式呼吸しようと思うと無意識に力が入ってしまいますよね。
先ほども挙げたように、腹式呼吸ではリラックスすることがとても大切です。
そこで、おすすめなのは、全身の筋肉を思い切り緊張させて脱力する方法です。
これを繰り返すと、その後、体が疲れて自然と脱力したまま腹式呼吸を行いやすくなりますね。
- 全身に力を入れて拳をグッと握る(10秒)
- 一気に脱力
あくび
腹式呼吸に合わせて声を出すときに、どうしても喉が締まってしまう人も多いのではないでしょうか?
感覚が掴めても、実際に発声で喉が開いていないと意味ないですよね。
しかし、こんなときに役立つ日常のヒントが「あくび」です。
実際にあくびをするときは、喉が開いて声も野太くなりますね。
実はこのとき、呼吸に合わせてお腹もしっかり腹式呼吸で連動しています。
いざ声を出すときは、普段のあくびを何度も再現して喉の開き具合やお腹の動きを確認してみましょう。
まとめ
というわけで、今回は腹式呼吸のコツを掴む実践方法を紹介しました。
実際に試すときは、お風呂上がりや就寝前がおすすめで、静かな環境のなかリラックスした状態で行うことで腹式呼吸の感覚を掴むことができるはずですよ。
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