声優を目指そうと思っているけれど現実はやっぱり厳しかったりして。
いろいろ考えて挑戦するべきなのか?諦めるべきなのか?ってあれこれ悩みますよね?
今回はこうした悩みを抱える声優志望者に向けて、あえて声優になることのデメリットを紹介します。
とにかくデメリットだけを挙げまくっていきます。笑
今から目指す人にとっても、知っておいて損はない、ちょっとした心構えになるのではないでしょうか?
厳しいとは聞くけれど実際のところどうなのか?、筆者の経験から声優になって感じたデメリットを少しでも理解もらえたらなと思ってます。
スタートラインに立つまで
声優を目指すには、まずプロになるまでが大変ですよね?今そういった壁に突き当っている人も多いのではないでしょうか?
はじめに、声優学校に入るまでの諸々の”やるべきこと”を挙げていきます。
- 保護者の了承を得る(経済的・将来的な問題)
- 学校or養成所探し
- 入学手続きや入所審査の準備
- 引っ越し手続きと作業(必要な場合)
未成年者の場合、保護者の承諾書が必要になるし、引越しに関しても保証人になってもらう必要があります。
まずは身内の協力を得ることが大前提といってもいいですね。
進路の悩みが付きまとうと、何かと毎日が不安な気持ちになりやすいので、こうした問題をいかに滞りなく解決できるかも大切だと思います。
いろいろ書きましたが、これらを入学までに済ませてようやくスタートラインに立てるわけですね!
基礎の壁
学校や養成所に入ってはじめに味わうのが基礎レッスンのツラさです。
もちろんこれをなんとも感じない人もいますが(笑)、大抵の人が地道な基礎練習は辛いと感じるのではないでしょうか?
僕の周りにも、入ってすぐにこの厳しさにやめていく人が必ず何人かいたのですが、やっぱり慣れていないほど体力的にも精神的にも追い込まれるんですよね…。
基礎レッスン一覧
発声 | 滑舌 | 柔軟 |
筋トレ | 感情解放 | ダンス |
声優になるには一般的なイメージ以上に肉体的な鍛錬が必要です。
厳しい講師の場合、アスリート養成所のような雰囲気だしボロカスにダメ出しされます。笑
こんなことまでするの!?という授業もあったりで肉体的にも精神的にも追い込まれることが多いかも。
自分に苛立つこともあるはずだし、周りが優秀だと自信を失くしてモチベーションも下がっちゃいます。
入っていきなり「恥を捨てて覚悟を持て」みたいなことを言われてびっくりするかもしれないですが、とにかく受け入れていくしかないんです。笑
人間関係と審査(オーディション)
レッスンの不安もあるけれど、しっかりと人間関係を築けることも大事ですよね。
声優の世界では周りが仲間でありライバルとなるわけで、学校や養成所でも必ずクラスメイトの影響を受けます。
【クラスの意識が低い場合のデメリット】
- グループ練習で足並みが揃わない
- 高め合える仲間が少ない
- 時間やお金を無駄にする場合も
【クラスの意識が高い場合のデメリット】
- 周囲の個性やプレッシャーに潰されてしまう
- 人より優れているかばかり気になって盲目的になりやすい
- 声質や実力など審査で競合しやすい
もちろん人によって合う環境・合わない環境というのはあります。
ただ、周りの影響を受けやすい人ほど要注意だし、授業の課題は必ずといっていいほど仲間と協力することになってきます。
引っ込み思案な性格であればよりアピールすることが重要で、自己中心的では周りの協力を得られません。
進級・所属審査があれば全員がライバルです。
どこの世界もそうかもしれませんが、夢を叶えるには多くの悩みや葛藤と闘わなければいけません…。
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プロになってから
プロダクションの所属審査に合格すれば晴れて声優としてデビュー!と思うかもしれません。が
しかし、実は所属してからが大変だったりします。笑
ゲームでいえばソロプレイの闘いが始まります。求められることは間違いなく自主性だと僕は思います。
【所属してからのデメリット】
- 指導してくれる人がいない
- 最初はなかなか仕事は来ない
- すでに声優の数が飽和している
- 技術+営業スキルが必須
- 付き合いで時間やお金が削られる
- 前日に仕事の連絡が入ることが多い
- アルバイトは融通の利くものを選ぶこと
- 収入もスケジュールも不安定
- ギャラが入ってくるのは基本3〜4ヶ月後
- 事務所にギャラの何割かが引かれる
- 確定申告は必須
- 正解のない仕事
うーん、挙げてみたもののたくさんありますね…笑
いつぞやNHKの番組で神谷浩史さんも仰っていたことですが、声優は自営業であり日雇い労働者のようなものです。
「一寸先は闇」とはまさにこの世界で、業界で長く活躍されている方々は本当にすごいですよね。
他にもここに書ききれないくらいたくさん苦労をすることがあります。
だから、現実的に考えたらおすすめできるような仕事ではありません!笑
まとめ
というわけで、声優になるデメリットを紹介しましたが、それでも毎年一定数の声優志望者がいるということはこの仕事にそれ以上の魅力があるということですよね。
自分の人生は投資と同じで「あくまで自己責任」ですが、結果はどうあれ、自己投資って努力すれば必ず身につくことが多かったりします。
なので、もしも叶えたらそれこそやりがいのある夢のような仕事だと思います。
今回のテーマにちょっと近い内容として、大塚明夫さんと岩田光央さんの書籍はイチオシなのでぜひ参考にしてみてください!僕の記事の何倍も参考になるはずです。笑
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