【専門&業界用語30選】声優・ナレーター志望者の基礎知識

業界・進路対策

「声優業界の専門用語が知りたい」「どんな言葉を使ってるんだろう?」

近年、なにかと浅い知識や経験のまま社会に出ないといけないことって多いと思うし、生徒のうちから現場へ足を運ぶ機会もかなり増えてたりして。

だけど、現場で初めて耳にする言葉って意外と多かったりするんです。

さらに、こういう業界用語って学校や養成所ではあまり詳しく教えてもらえることがありません。

後々知らなくて恥をかくよりも今知っておいて損はないはず!

というわけで、この記事では学校や現場へ行く前に知っておきたい業界用語をピックアップしてご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

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業界用語が使われる場面

業界用語って実際どんな場面で使われるのか?

基本的には現場(収録スタジオ)でのやり取りで使うことが多かったり、あるいは仕事を受けた際の電話越しでのやり取りだったり。

また、マネージャーやタレント間での日常的なコミュニケーションにも使われています。

ちょくちょくよく使われることがあるので、最低限のものは知っておきましょう!

それでは、早速以下でご紹介していくのでぜひ参考してください!

業界用語一覧

業界用語をいくつかのカテゴリーに分けてみました。

以下で、それぞれの状況に応じてよく使われるものを一覧にしてご紹介していきます。

用語①

張る声を出すこと
たてる強調すること
頭高(あたまだか)単語/文章の冒頭の音程が高いこと
もぐる文のはじめの音程が低くなりそこから上がる状態
一拍おく一呼吸間をあけること
切る文字間を区切って読むこと
マイナー読みの音階がマイナー調になること(違和感のある音)
はしる/もたる読みのスピードが速い、または遅くなること
吹くマイクに息が入ること(「ボッ」「ザッ」といった音)
割れる大きな声がノイズ混りに聞こえること(声量に対してマイクの距離が適切でない時など)

ご覧の通り、これらは原稿読みの際によく使われる言葉で、表現者としてぜひ知っておきたい単語です。

学校や養成所のレッスンでかなり頻繁に使われる言葉だったりするので、同じような指摘をされないよう覚えておくといざというとき役立ちますよ!

以下の記事で、さらに深掘りして解説しています。

用語②

ボイスオーバー(VO)英語などの原音に日本語のセリフを被せる仕事(情報番組や再現VTRなど)
VPビデオパッケージの略で、主に企業内活動に利用されるナレーションの仕事
インフォマーシャル情報と宣伝を兼ねたCM・番組(通販番組など)
♯(シャープ)番組等の放送回数で、第○話目の放送など(♯5であれば5回目)
クール1つの番組の放送期間(1クール=3ヶ月)
月〜金など毎日同時刻に放送される番組
サブだしスタジオ収録用に用意された映像(仮ナレーション等はこれに使われる)
香盤表キャストやタイムテーブルなど撮影の詳細が記載された資料
サンプル、ボイサンボイスサンプルの略
バラす、バラし現場の撤収、または予定された仕事がなくなること

これらは、主に仕事を受ける際に使われやすい用語。

現場に行く際には、どういった種類のものかをしっかり把握しておくことが大切です。

各仕事のジャンルに関しては、こちらの記事に詳しくまとめています。

用語③

アバン番組などで冒頭に流す紹介・あおりの部分
巻き・押し収録時間が早い・遅い状態。(原稿読みの際にで使われることも)
Vチェック収録前など、あらかじめ映像を確認すること
ゲネ/ラステス本番を想定したリハーサル(最後のテスト)
がやいわゆるモブ役やエキストラの意味
トークバック(TB)スタジオとミキサールームなどを音声で繋ぐもの
キューセリフなど入りのタイミングを伝える合図
あし交通費や交通手段
てっぺん24時(時計の針がてっぺんを指すこと)
完パケ完全パッケージの略。編集などあらゆる工程を終え納品できる状態に仕上がったもの

こちらは、比較的仕事現場で使われやすい用語になります。

基本的に相手は外部の人が多いですし、知っておいて当然と思われる可能性もあるので、頭に入れておいて損はないですね!

まとめ

というわけで、声優志望者が知っておきたい業界用語30選をご紹介しました!

前述したようにこれらはあくまでも一部ですし、こうした専門用語のほとんどは自分で勉強しておかないと間に合いません。

”聞かぬは一生の恥、聞くは一時の恥”というように、スキルを磨くと同時に知らないことに関心を持って積極的に知識を蓄えていってくださいね。

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