【早口言葉】練習に役立つ例文をレベル別に紹介!

練習法

声優やナレーター、アナウンサーなどを目指す人の中には、滑舌をさらに良くしたいという人も多いのではないでしょうか?

自分の苦手なポイントや改善点が見つかるとこれからの練習にもさらに活きてくるはずです。

というわけで、ここでは滑舌練習におすすめな早口言葉や例文をいっきにご紹介していきます。

慣れない文章を中心に集めてみたので、うまく言えるかどうかぜひ試してみてください!

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早口言葉・例文一覧

早口で言えるようになることももちろん大切ですが、練習においてまずは確実に明瞭に発音することを心がけましょう。

以下で、あ行〜わ行までを効果的に鍛えられるおすすめの例文をレベル別に紹介していきます。

Easy

有為雄の見誤りをお憐れみ


ういおの みあやまりを おあわれみ

後半の「見誤り」「お憐れみ」が難しいですね。

「み・あやまり」、「お・あわれみ」というように区切っていくと言いやすいはずです。

「a」「u」「o」の母音を明瞭に発音するのがポイントです。

炒り豆の入れ物


いりまめのいれもの

一見簡単そうですが、母音「i、a、e」が続いた後の「の」が甘くならないようにしましょう。

庭の楡の根が引き抜きにくい


にわの にれのねが ひきぬきにくい

「引き抜きにくい」が言いにくい部分ですが、まずは「ひき ぬき にくい」と三分割にして口と頭を慣らすことで改善できるのではないでしょうか?

夏の生夏豆


なつの なまなつまめ

「生夏豆」がかなり言いにくいところですが、ここは区切らずにスラっと読めるのが理想です。

作る蔓草 吊るす露草


つくるつるくさ つるすつゆくさ

母音「u」がほとんどで、そこに「t、r、y」など。

特に「ゆ」が「う」にならないように注意です。

バナナ屋は甚だ馬鹿馬鹿しい


バナナやは はなはだ ばかばかしい

こちらは、「a」の母音をしっかり出しつつ、「h、n、b、k」などの子音の切り替えを意識するとボヤけた印象がなくなります。

ヨボヨボの予防法にヨーヨーをご要望


よぼよぼの よぼうほうに よーよーを ごようぼう

まずは「yo、bo」を明確に発音することがポイント。

「o」の口が甘いと「e」のニュアンスが混じって不明瞭になりやすいので注意です。

世の中は夢と思うも夢なれや夢を迷いというも夢なり


よのなかは ゆめとおもうもゆめなれや ゆめをまよいというもゆめなり

「思う」が「おもー」にならないように。

文章としてはそこまで難しくないので、一語一句意味が伝わるように読むことがポイントです。

Normal

赤菜葉 青菜葉 赤菜葉 青菜葉


あかなは あおなは あかなは あおなは

言葉としてはそれほど難しくはないですが、「あか」「あお」で混同しないように次にくる単語をあらかじめ確認するのがポイントです。

高崎の先の北高崎の妹と 杵築市北杵築の父達


たかさきのさきのきたたかさきのいもうとと きつきしきたきつきのちちたち

「た」と「き」の口の動きをスムーズに、文章を単語ごとに把握するのがおすすめです。

生産者の申請書審査終了


せいさんしゃの しんせいしょしんさしゅうりょう

「しゃ・しゅ・しょ」が苦手な人におすすめです。

また、ここでの「い」や「う」は連母音・長母音になるので、「せさんしゃ」「しゅりょ」とそのまま発音しないように注意しましょう。

なた豆 摘蓼 粒山椒


なたまめ つみたで つぶさんしょう

短文ですが「a〜o」まで様々な母音が出てきます。

摘蓼の「で」の音が甘くならないように注意しましょう。

行政監察視察室史


ぎょうせいかんさつしさつしつし

ポイントは後半の「さ行」の間にある「つ」。

「u」の口の形をしっかりとることで「し」と「つ」の音の違いが出てきます。

この竹垣に 竹 立てかけたのは 竹 立てかけたかったから 竹 立てかけた


このたけがきに たけ たてかけたのは たけ たてかけたかったから たけ たてかけた

「た行」が続く場合、どうしてもたどたどしくなりがちなので、口を大きく不自然に開きすぎないことがポイント。

この文章では、「て」「け」など「e」の口の形を正しくとることでトチる回数も減らせます!

陸上競技の1600メートルリレー 水上競技の400メートルメドレーリレー


りくじょうきょうぎのせんろっぴゃくめーとるりれー
すいじょうきょうぎのよんひゃくめーとるめどれーりれー

「ら行」は最も舌を動かす発音になるので、うまく言えないときは舌のトレーニングをした後でリラックスして喋るといいですよ。

「る」「り」「れ」のときの舌に注目してみましょう。

Hard

粛々と主客を祝杯で奉祝


しゅくしゅくと しゅきゃくを しゅくはいでほうしゅく

かなりややこしいうえに混同しやすいので、一つ一つのセンテンスを区切った方が言いやすいです。

「u」の音をしっかり発音しつつ、「しゅきゃく」で噛まないようにしましょう。

「しゅ」がしっかりと無声化になることも大切です。

鴨 米噛みゃ 小鴨が小米噛む 鴨か小鴨か小鴨か鴨か


かも こめかみゃ こがもが こごめかむ かもか こがもか こがもか かもか

文字のほとんどが「か、こ、が、ご」で、母音も「a」「o」が主体です。

また、ここでの「が」や「ご」はすべて鼻濁音「か゚」「こ゚」になるので、鼻から息を抜いて発音できるようにしましょう。

飛脚が栗むきゃお客が栗買い お客が栗むきゃ飛脚が栗買い
お客と飛脚とむきむき食った


ひきゃくがくりむきゃ おきゃくがくりかい おきゃくがくりむきゃ ひきゃくがくりかい
おきゃくと ひきゃくと むきむきくった

こちらも鼻濁音が混ざった文章です。

接続詞の「が」はすべて「か゚」になるので文章の区切りに気を付けて練習してみてください。

色紙に式辞 敷地に地道 しじみ汁に七味


しきしにしきじ しきちにじみち しじみじるにしちみ

各音の発音はもちろんですが、「しきし」や「しきち」、「しきじ」や「しじみ」など混同しやすい単語が並ぶので、視覚に騙されないようにしましょう!

猪汁猪鍋猪丼猪シチュー 以上 猪食試食審査員試食済み 新案猪食七種中の四種


ししじる ししなべ ししどん しししちゅー いじょう
しししょく ししょくしんさいん ししょくずみ
しんあん しししょく しちしゅちゅうのししゅ

ひらがなにすると「し」ばかりですね。

「し」の音が消えてしまわないようにブレスと前歯の開き具合がポイントです。

早口で繋げてしまいがちですが、上記のように意味が伝わるように文章を区切っていきましょう!

特許許可局 農商務省特許局 日本銀行国庫局


とっきょきょかきょく のうしょうむしょうとっきょきょく にほんぎんこうこっこきょく

3つのポイントが難関ですね。

「きょかきょく」では「か」の「a」の母音の口の形をしっかり意識することがポイントです。

「とっきょきょく」では、「k+y+o」が2回続き、「こっこきょく」では、「k+o」の後に「k+y+o」というように、それぞれの口の動かし方を覚えると喋りやすくなります。

どうしてもトチる場合は、以下のように書き換えてみると言いやすくなりますよ。

とっきょきょ きょく のうしょうむしょうとっ きょ きょく にほんぎんこうこっ きょく

蛙はぴょこぴょこ 兎はぴょんぴょん
二匹あわせてぴょこぴょんぴょこぴょんぴょこぴょんぴょん

 


かえるはぴょこぴょこ うさぎはぴょんぴょん
にひきあわせて ぴょこぴょん ぴょこぴょん ぴょこぴょんぴょん

長文でなおかつ似たようなひらがなで混同しやすいので、それぞれを区切って練習してみるのがおすすめ。

前の口の形のまま「ぴょ」が「ぽ」にならないように注意しましょう。

滑舌をさらに良くするアプローチ

早口言葉をスラスラと言えるようになるには、何と言っても滑舌の上達ですよね。

とはいえ、なかなか上達できない人にみられるのは、同じような練習を繰り返している場合が多かったりします。

もちろんオーソドックスな練習もありですが、基本的な口の動かし方を見直したり、ポイントを絞った練習によって負荷かけることもものすごく大事になってきます。

日本語のほとんどの語音で使われる母音(a〜o)や、唇や歯の位置、舌の動きで音が作られる子音など、それぞれを重点的に鍛えることで滑舌が大幅に改善されるかもしれません。

”噛まない”ためのテクニック

あわせて、噛まないためには目で文字に慣れることも大事なポイントです。

僕がこれまで実践してきた方法ですが、こちらは現場やオーディションなどいざというときにも役立つ実用的な原稿チェックの仕方です。

まとめ

というわけで、今回は滑舌練習のための早口言葉をご紹介しました。

あまり目にしたことのない文章もあったかもしれませんが、慣れていないものほどうまく言えないものですよね?

ですが、繰り返し言葉にして練習したり、少しの工夫によって改善できるコツもあったりするので、ぜひ明瞭かつ滑らかにを意識して取り組んでみてくださいね。

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