みなさんは「鼻にかかった声だね」と言われたことってありませんか?
上手く発声できていないと、声の音抜けが悪くクリアに聞こえなかったり、本来の声量以下の細い声になりがちなんです。
実は、鼻声になってしまう原因は、鼻づまり以外にもその人の発声のやり方で起こるケースもあるんですが、恥ずかしながら僕も以前、鼻づまりじゃないのに「今日は声が鼻にかかってる」と指摘されたことがあったんです。
こういうタイプの”鼻にかかった声”っていうのは自覚しにくいから怖いんですよね。笑
ですが、正しい発音や発声をマスターすることで今よりさらに声が良くなるはずです!
というわけで、今回は鼻にかかった声から通る声にするための改善方法をご紹介します。
みなさんが持つ本来の声を出すための一つの方法としてぜひ一度試してみてくださいね。
鼻声の原因とは?
- 風邪
- 花粉症
- 鼻炎(アレルギー)
- 鼻に息が入っている
鼻声にはいくつか理由がありますが、風邪や花粉症であれば、まずは鼻の通りを良くすることで改善できるかもしれません。
また、慢性的な鼻炎持ちの方は、耳鼻咽喉科の専門医に診てもらうことをおすすめします。
ですが、普段からそうした症状でもないのに「鼻にかかった声」だと感じる場合は、呼吸の仕方に原因があるはずです。
以下のポイントから、その原因と改善方法を参考にしてみてください。
鼻にかかっている状態とは?
日本語には綺麗に発音する音とあえて鼻にかけて発音する音があります。
みなさんが日頃から使っている「な行(na,ni,nu,ne,no)」「ま行(ma,mi,mu,me,mo)」の音。
そして、鼻濁音の「か゚(nka)、き゚(nki)、く゚(nku)、け゚(nke)、こ゚(nko)」など。
この「n」や「m」が入る音は自然と鼻にかかっている(かける)音であり、逆にこれら以外の音が鼻にかかっていないのであれば正しい発音ができているということ。
もし、「な行」や「ま行」以外の音まで鼻にかかっているとしたら、発声のときに口ではなく鼻に息が送られている状態です。
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改善ポイント
それじゃあどうやって鼻に息が入るのを治せばいいか?ということですが、答えは簡単で鼻に入る息を口の方へ出してあげること。
すなわち、ブレスの通り道を切り替えてあげることが一番簡単にできる改善方法なんです。
もう少し具体的にいうと、口腔が狭まることによって鼻へ空気が抜けてしまうので、ここのスペースを広げてあげることを意識してみてくださいね。
以下で、これらのポイントに沿って改善方法をご紹介していきます!
”通る声”にするための2つの実践方法
①呼吸を理解しよう
まずは、呼吸の通り道を作ってあげることから。
- リラックスした状態を作る
- 鼻からゆっくり息を吸ってお腹にためる
- 空気をお腹で支える
- 口から熱い息を「はぁ〜」と出すイメージでゆっくり吐きだす
- 慣れてきたら息に乗せるイメージで小さく声を出してみる
ポイントは、息を吐くとき。
このときに、しっかり顎が開けているかを意識してみてください。
また、息を吐くと同時に、お腹をへこませられているかもチェックしてみるといいですよ!
発声の際に、普段よりも一段下のレンジから声が出ているのがわかるかと思います!
②発音してみよう
- 鼻から息を吸う
- 鼻をつまむ
- 腹式呼吸を意識して「あいうえお」と発音する
このとき、鼻に当てている指に注目しましょう!
振動が伝わっていない状態で発音できているのが望ましいです。
何度か繰り返し、上手くできない場合はもう一度①を行い呼吸を意識してみましょう!
振動が伝わらない状態になったら「あ行〜わ行」までを一通り発音し、その後指を離した状態でも試してみてください。
「な行」「ま行」以外がきちんと鼻にかかっていなければOKです!
もちろん、数回試しただけでは効果は薄いので体が覚えるまで実践してみることをおすすめします。
まとめ
- 口腔を広げる
- 腹式呼吸(腹から口へ)
- 鼻をつまんで指を確認
というわけで、今回は鼻声を治すための方法についてご紹介しました。
普段から、声の通りや響きが良くないと感じたら、ぜひこれらのポイントをおさらいしながら試してみてください!
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