晴れてデビューが決まれば、いよいよ本格的に声優としての活動がスタートします。
しかし、学校や養成所に通っていたときに比べどんな違いがあるのか気になりますよね。
実は、環境・時間・人間関係など様々な変化があるんです。
大切なのは、自ら考えて動ける人になること。
社会に出るわけですから、準備不足のままスタートしてしまうと、ちょっとしたことで信用を失う可能性だってあるんです。
この記事では、所属したときの変化や心構え、注意すべきポイントを詳しくご紹介します。
プロになることを想像しながら、参考にしていただけると幸いです。
プロになったら起こる変化
先ほど挙げたように、プロになったら環境・時間・人間関係など様々な変化があります。
ここで大切になってくることは自主性です。
これは声優を続けていく上での大前提です。
自ら考えて動ける人でないと、成長することも活躍することも難しいです。
以下で、その根拠を上げていきます。
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学ぶ環境がなくなる
学校や養成所に通っていた人にとっては大きな変化です。
これまで学べる環境にいたのではじめは戸惑うかもしれません。
自分で行動を起こさなければ、スキルを伸ばすことが難しい立場になるんです。
自分に足りないものは何か?
仕事を得るためには何を伸ばす必要があるのか?
改めて、どう成長するべきかプランを立てることが必要です。
スケジュールが空く
プロになってすぐに仕事が入るわけではありません。
はじめはスケジュールが「真っ白」なんてことはよくあります。
これまで養成所などに通っていた人はその時間も空くわけです。
アルバイトや練習に充てる時間を自身で管理しなければいけません。
人間関係が幅広くなる
これまでは近しい年代のクラスメイトや友人など、10代後半〜20代の人たちと接する機会も多かったと思います。
しかし、プロになると幅広い年代や事務所外部の人間と関わることが多くなります。
- 事務所のマネージャー
- 事務所のタレント
- 現場の共演者
- 制作スタッフ
働くわけですから、当然ビジネスの付き合いが増えてきます。
そのためにも、社会人としてのマナーや言動を身につけておく必要があります。
自己の成長につなげる方法
自由な環境に置かれるからこそ自らで考えましょう。
選択肢や準備はたくさんあります。
以下で、プロになってから実践してほしい対策をご紹介します。
ワークショップに参加する
学校や養成所を卒業しても、スキルを磨く環境は探せばたくさんあります。
例えば、ワークショップに通うことです。
プロになってからも学ぶために通う人は多いですし、自分に足りないところを客観的に指摘してくれる講師の存在はやはり重要です。
費用はかかりますが、それでも自分にプラスだと判断すれば探してみることをおすすめします。
アルバイトは融通の利くものにしておく
いつでも仕事に対応できる人は重宝されます。
はじめはアルバイトをしながら生活する人がほとんどだと思いますが、融通の利くバイトに付いておくことが大切です。
声優の場合、明日いきなり仕事が入った!というケースはよくあります。
そんなとき、代わりに出てくれるバイト仲間がいたり、あるいは人手に困らないような環境であれば安心ですよね?
それぞれ仕事が入ったときに対応できるよう、声優仲間で同じバイト先に勤める人もたくさんいます。
常に事務所からの仕事に対応できるスケジュール管理をしておくことが大切です。
携帯電話は常にチェックする癖をつける
今の時代、何をするにも携帯電話は必須とも言えますが、新人声優にとってはこれが大変重要です。
仕事は基本的に事務所やマネージャーから自分の携帯にかかってきます。
いつでもどこでもすぐに応対できるのが理想です。
- 連絡先やメールがすぐにわかるように日頃から整理しておく
- 履歴や充電には常に気を配る
- 外出時はモバイルバッテリーなどを用意
- 就寝時に鳴っても起きられるような癖をつける
連絡が遅れたことでその仕事がなくなるケースだってあるんです。
24時間365日肌身離さず携帯をチェックする習慣をつけておきましょう。
事務所に行く
空いた時間を利用して事務所に行きましょう。
そんな単純なこと?と思うかもしれませんが、自分の売り込みになります。
もちろん、何度も通えば交通費や時間が削られるので相応の”出費”も出てくるでしょう。
ですが、交友関係・信頼関係を築き仕事を得るためにも、まずは自分を知ってもらうことが大切です。
- 明るく元気のいい挨拶
- 気配り
- マネージャーやタレントを知る・覚える
これらはとても基本的なことですが大切なこと。
関係を築けば、貴重な仕事のアドバイスをもらえるかもしれません。
自分を知ってもらうために、1年目は特に意識して事務所へ足を運びましょう!
まとめ
プロになったら自由である反面、自分自身で考え動かなければいけません。
また、1年目は仕事を取ることが本当に大変ですし、周りからのイメージが定着しやすい時期でもあります。
厳しい世界だからこそ準備や心構えが大切ですね。
声優を本気で目指そうか悩んでいる方にはこちらの記事もおすすめです。
かなりネガティブな内容ですが、こうしたことを覚悟した上で夢に挑戦してほしいと思います。
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