声優を目指す上でなかなか「結果が出ない」「上手くならない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
しかし、いつまでも成長できないまま時間が過ぎてはもったいないですよね。
僕も昔、同じように焦っていたものの、ある出会いがきっかけで大きく成長できました!
どんな習い事でもそうですが、指導者は大切です。
そう、良い講師に出会うことは圧倒的なスピードでの成長につながります。
というわけで、この記事では学校と養成所に通った僕が最終的に所属できた結果おすすめする理想的な講師についてご紹介します。
声優を目指している人は、ぜひこうした指導者を探してみてはいかがでしょうか?
4年で得た成果
自分に適した理想の講師のもとで学ぶことは大きな成長につながります。
僕が、4年間そうした方々から教えを受けて以下の成果がありました。
- 合同オーディションで3社のプロダクションから声をかけてもらう
- 念願だった養成所の入所審査合格
- 養成所を経てプロダクション所属審査合格
4年間で多くの講師から指導を受けましたが、なかでも専門学校で1年間指導を受けた方の授業はほんとに印象的で、毎回の授業で緊張してましたが、大きく成長し成果を挙げられた1年でもありました。
そういう意味でも、出会いに恵まれるということは本当に大切だと僕は思うんです。
そうした講師に出会うのは一見難しそうに思うかもしれませんが、あえて厳しい環境を選択することで、自らそうした出会いを引き寄せられるとも思っています。
理想的な講師とは
理想的な講師とはどんな人か?
簡単に言うと、心技体を指導してくれる講師です。
どういうこと?と思うかもしれないので、以下で詳しく書いていきます。
- 発声
- 滑舌
- 演技基礎
- ボイストレーニング
- アフレコ実習
- ナレーション
声優学校はその名の通り、スキルの育成をメインにカリキュラムが組まれています。
こうした授業は、基本的に「表現」や「読み」「マイクワーク」など技術を磨くためのものです。
講師は、カリキュラム通りに指導することで授業は成り立つわけです。
しかし、より成長させてくれる講師とは、「技」以外にも「心」「体」を厳しく教えてくれる人なんです。
- 厳しいが愛情がある
- 簡単に答えを与えず、生徒で考え練習させる
- 自身の失敗談・体験談などから業界知識を教えてくれる
- 礼儀や言葉遣いを徹底する
- 進路や個人的な悩み相談に応えてくれる
- 生活管理や体づくりまで指摘してくれる
- 諦めることも許容してくれる
なんだかすごく抽象的ですが(笑)、ひとつポイントを挙げるなら、毎回の授業が自分にとって刺激的であるかはめちゃくちゃ大事です。
なので、自分自身が一回一回の授業に充実感を見出せるならそれがみなさんに合った講師なのかもしれません。
厳しい環境=努力できる環境だと思うので、授業を繰り返しても変化がないようなら環境を変えるべきで、逆に心に響く言葉、意識の変化など、授業に出るたびに自分の中に残るものがあるならばそれは間違いなく続けるべきです。
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理想の講師から教わるメリット
ここまで読んでも「結局は生徒本人のスキルや努力次第じゃない?」と思う人もいるかもしれません。
もちろんその通りですが、若いうちから自分で気づいて学べる人は少ないし、あるアドバイスから見違えるように変わる人もいます。
以下で、心技体を教わることにどんなメリットがあるかを紹介します。
声(技)は心体から
理想的な講師から教わると、将来自分自身に残るものがたくさんあるんです。
わかりやすくあげていくと…
- 声優スキル
- 業界知識
- プロ意識
- 精神力
- 自主性
- 生活力
現状、ほとんどの新人声優がたくさん仕事があるかと言われればそうではありません。
年間を通しても、スタジオに入ってスキルを発揮できる時間って本当に限られているんです。
仕事以外の時間をどう過ごすか?
生徒であれば、授業以外の時間をどう過ごすか?
声(技)は、生活と習慣(心体)から形成されます。
だからこそ、これらを学べる講師が僕は圧倒的に成長できると思うんです。
たとえ声優の道を諦めたとしても、ここで身につけたことは必ず役立つはずです。
厳しい講師がおすすめ
もちろん講師の指導方法によって合う合わないがあるので、これはあくまで僕のおすすめです。
メンタル的に自信がない人は、わざわざ神経すり減らして通うこともないので。笑
とはいえ、結局プロになったら授業よりもずっと厳しい世界が待っています。
元メジャーリーガーのイチローさんの言葉を借りるなら
”指導者は、ある程度怖い存在でないと難しい”
”子ども(教育される側)のほうが立場が強くなってしまったら教育できない”
僕もこの意見にはものすごく同意だし、そこに愛情があって成り立つのだと感じます。
昨今では、パワハラなど教師の指導法が問題になっており、声優業界の講師陣もこれを避ける風潮がありますね。
こうした背景から、厳しくも親身になってくれる講師と巡り合える機会は今では少ないかもしれません。
ですが、人の縁は巡り合わせとはいえ、ただ待つだけでは成長のチャンスも逃してしまいます。
「この人に教わりたい!」という講師がいれば、ぜひ自分からアプローチすることが人生を好転させるきっかけになりますよ!
まとめ
というわけで、今回は理想の講師について紹介してきましたが、結局のところ授業を体験し自分自身で確かめないとわからない部分もあります。
個人的なおすすめは、知人や周囲の評判を聞いて情報を集めること、また模擬レッスンや説明会などがあればぜひ参加してみるといいですよ。
- 厳しくも親身になってくれる人
- 声(技)は心体から→心技体を指導してくれる人
- 声優、社会人、人としての成長を
- コミュニティを活かして出会いを求めよう
厳しい指導者でも、あなたの頑張りをきっと評価してくれるはずです。
ぜひ、一回一回の授業が財産になるような恩師を探してみてください!
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