認可校と無認可校の違いは?それぞれの特徴と比較一覧

業界・進路対策

これから、進路先に専門学校やスクールを検討している方も多いのではないでしょうか?

でも、よく考えたら「専門学校」や「スクール」ってなんで名称が違うの?って思ったことありませんか?

僕も以前、声優の専門学校に通うときに同じような疑問を持ちましたが、この違いは実は認可の有無にあるんです。

認可校・無認可校によってシステムやサポート、カリキュラムなど様々な違いがあるため、なかには知らずに入学して後悔するなんてこともあるかもしれません。

この記事では、そんな認可校と無認可校それぞれの特徴と両者の違いをわかりやすく紹介していきたいと思います。理想の学校を見つけるためにぜひ参考にしてみてくださいね。

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認可・無認可とは?

はじめに認可・無認可に分けられる違いについてですが、認可校とは、国が定める法令に則った学校です。もっと具体的にいうと、以下の項目基準を満たしているかどうかがポイントになります。

  • 年間の授業時間
  • 修学年数
  • 自己所有施設
  • 教職員の質や数

これらに該当しない場合や公的機関から認められない学校は基本的に無認可校として扱われます。

国に認められてないならダメなんじゃない?と思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。認可校の方が安心できる部分は多いですが、無認可校も教育としての活動は自由。

今では、大手のメジャースクールから小さなワークショップ形式まで数多く存在します。どちらにも良さはありますが、無認可でもそのメリットを知れば魅力ある学校に感じるかもしれませんよ?

校名から簡単に見分ける方法

それでは、認可校と無認可校の簡単な見分け方についてですが、校名の前後につく名称を確認してみましょう。これでおおよそ判別できたりします!

認可校名称例

「専門学校」「専修学校」「学校法人」「学校」

無認可校名称例

「学院」「学園」「スクール」「カレッジ」「アカデミー」

こうして見ると見たり聞いたことのある学校名が思い浮かびますよね?ほとんどが校名で見分けられると思いますが、中には例外もあったりするので詳しくは学校ホームページ資料請求で確認することをおすすめします。

認可校と無認可校の具体的な違い

それでは、この両者が具体的にどう違うのかをご紹介していきます。シンプルにまとめると…。

認可校

保証や制度が確立されているが、時代のニーズに対応しづらいシステム

無認可校

授業数や時間帯など学校の特色を活かしやすい反面、制度や保証は劣る

どちらにもメリット・デメリットはあるので、項目ごとに照らし合わせながらチェックして見てください。

比較一覧

認可校無認可校
高校卒業程度またはそれ以上受験資格年齢や学歴は問わず
どの学校も基本的に高め学費学校によってバラつきがある
学生支援機構の奨学金や勤労学生控除あり奨学金制度独自の奨学制度がある場合も
教育ローン(日本政策金融公庫)あり学費ローン教育ローン(日本政策金融公庫)あり
学生用通学定期の対象定期券学生用定期の対象外
対象内学生割引対象外
基準を満たす設備や生徒数に応じた講師陣施設設備充実度にバラつきがある
基準に最低限必要な単位や期間が必要カリキュラム時代や生徒のニーズに合わせたカリキュラム
企業と学生との仲介役として機能就職支援それぞれでサポート体制に差がある
卒業まで対応、他校への転入・編入可能閉校時学費の返金・他校への編入措置は取られない
課程の修了or取得単位次第で大学へ編入可能編入制度原則として他校の編入は認められない
2年の課程修了で専門士の称号学歴履歴に残らない

それぞれの項目で比較してもこれだけの違いがあるので、入学を検討している方は、どこのポイントを重視するか、学校それぞれの長所や短所、そして特徴をじっくりと検討して見てくださいね。

まとめ

認可校

  • 一定のサービス・サポート・環境が保証されている安心感
  • 分野に特化したカリキュラムや時代に即した学科などの柔軟性に欠ける

無認可校

  • 夜間・日曜・ジュニアクラスや新設学科など、ニーズに合わせた柔軟性と先鋭性
  • 学校によってサポート支援は様々、将来的な保証は得にくい

特に無認可校は、メリットを活かしきれていないところもあれば、ニーズや流行に合わせて人気を集めるところもあるのでピンキリです。

各学校が開催するオープンキャンパス体験説明会に参加するとより具体的な違いがわかるので、それぞれの特徴からどちらがいいかを選択し、ぜひ理想の学校を見つけてください。

このブログでは、声優・ナレーター志望者に向けた記事を中心にまとめています。以下の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

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