【演技力アップのための読書術】声優志望者におすすめの本の読み方6ポイント

練習法

「今よりももっと演技力を身につけるにはどんなことをすればいいんだろう?」

だけど、演技力ってなかなかすぐには身につくものでもないですよね…。

とはいえ、「あの人の演技はすごいなあ」とか「お芝居の引き出しが多いなあ」と感じることも多いはず。

目には見えないけれど、心や感性って演技をするうえでとても大切な要素だったりしますよね。

じゃあどうやったらこうした部分を伸ばすことができるのか?

その方法の一つが「読書」です。

僕も、過去に声優・ナレーターを目指しながら多くの本を読んできましたが、その理由は学校や養成所のたくさんの講師が読書をおすすめしていたから。

なかには授業の一環として、感想を書いたり考察をしたこともありました。笑

そのお陰もあってか、結果的にプロダクションに所属できたり今も声の仕事で活動できていたりします。

そんな僕の経験から言えることですが、やっぱり読書って声の仕事を目指す上でとても大切な要素だと思うんです。

というわけで、今回は読書のメリットと声優志望者におすすめしたい効果的な読書術をご紹介します!

実際にもらったアドバイスやいろいろな情報の中から集めたポイントなので、参考になるものがあればぜひ実践して今後に活かしてみてくださいね。

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読書のメリット

みなさんは1ヶ月に何冊の本を読みますか?

なかには、「本を読むのが苦手…」という人も多いかもしれません。

読書って、映画やアニメに比べて淡々としていていちいち文字を読むも疲れるし集中力が必要なんですよね…。

本は、表情や声、風景にBGMなど、いろいろな情報量が映像や音声よりも圧倒的に劣りますが、裏を返せばそれだけ受け取る側が頭を働かせるための想像力が必要ってことです。

結局のところ、僕らが扱う台本や原稿は本と同じようにほとんど文字で記されていて、セリフやト書きといった少ない情報を頼りにしなければいけません。

映像や音声作品ももちろん参考にはなるけれど、声優を目指すならまずは活字に慣れ、文字からあらゆるものごとを創り出せる力が大切になってきます。

  • 知識
  • 読解力
  • 想像力
  • 単語・漢字力
  • 対応力

読書をするだけで、少なくともこれだけの力が養えます!

それでは、次にこうした力が身につきやすくなるおすすめの読書術を紹介していきますね!

声優志望者におすすめの読書術!

声優やナレーターを目指すなら、一冊をただ楽しんで終わるよりも「本から学ぶ」を心がけて読書をすることがポイントです。

読書が苦手な人でも、集中できる場所でこれまでに読んだことのある好きな作品や馴染み深い本から手に取ってはじめてみるのがおすすめです!

ジャンルは幅広く

本を探すにあたってまずは作品選びのポイントから。

声優って、人物はもちろん、動物や植物などあらゆるキャラクターを演じることになりますよね。

原稿や台本も作品ごとに違ったものがほとんどで、ときにはSFや歴史ものに超専門的な内容まで幅広いジャンルを扱います。

そうしたときに、狭い知識よりも物事を広く浅く知っているほうが役立つ機会が多かったりするんです。

本を選ぶときはあまり偏りすぎず、ときには違った趣向の本を探してみると新しい知識が身につきやすいですよ!

相関図を作る

登場人物の多い作品は、キャラクター相関図を作るととにかく便利!

最初はまとめ方が難しかったりしますが、主要なキャラクターだけに絞って行うだけでも充分です。

作品を理解する上での手助けになるだけでなく、相関図をもとに主人公や各キャラクターの目線に立って考えやすくなります。

深掘りしていくと、作品の中でのそれぞれの「役割」も見えてきて、これは演じる上でものすごく参考になったりするんです。

「付箋」「メモ」を活用する

本には必ずといっていいほど重要なポイントが何箇所か存在しますよね。

例えば、著者の伝えたい結論部分やストーリーの転換点など。

読んでいて大事だなと感じたところには、付箋をつけてメモしておくと後から読み返すときにもとても役立ちます。

また、自分なりにルールを決めて色を分けて付箋をするのも一目でわかっておすすめ!

こうした重要なポイントを意識しながら読み進めていくことで読解力が身につきやすくなります。

感想・要約をまとめる

読み終わった一冊は、自分なりに要約したり感想を記してみましょう。

もう一度手に取ったときに、この本はどんな内容で何を伝えたかったのかが一目でわかりますよね。

さらには自分の頭の中のイメージを言葉にして整理することで、文章力や語彙力といった部分も身につきます!

以下の3ポイントをまとめてみるとわかりやすいかと思います!

  • ①簡単な内容
  • ②作品の伝えたいこと
  • ③自分の感想

即検索

例えば、一冊300ページの文庫小説を読めば、平均でおよそ15万〜20万文字程度に触れることができます。

その中には、専門用語や慣れない言い回しに難読漢字など、一瞬「ん?」となるような言葉が必ずといっていいほど出てきますよね。

こんなときはすぐに、インターネットや辞書を使って調べましょう!

読み終わる頃にはなんだかんだで多くの知識が入っているし、「わからないことを知るクセ」をつけることって日常生活でも役に立つんです!

練習題材にする

読み終わった本は、今後の原稿読みや朗読練習をするときにも役立ちます。

すでに作品の全体像が理解できているので読みやすいはず!

付箋で押さえた重要ポイントを抜粋したりして、適度な量から始めてみましょう。

また、声に出して読むときは「相手をイメージして伝える」ことを意識してみてください。

こうすることで、頭の中のイメージをアウトプットする実践的な練習にもなるはずです。

朗読入門や練習テキストを探す際は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね!

まとめ

  • ジャンルは幅広く
  • 相関図を作る
  • 付箋・メモを活用する
  • 感想・要約をまとめる
  • 即検索
  • 練習題材にする

今回は、声優志望者におすすめの読書術6ポイントをご紹介しました。

一冊の本を徹底的に読み込むことって時間がかかるし集中力も必要です。

しかし、たった一冊でも読み方ひとつでかなり多くのことが学べ、今後台本を読み込んでいく際にこの力は確実に役立ちます!

本から学ぶことを意識し、ここで紹介した方法以外にも自分なりの読書術を見つけてみるのも良いかもしれませんね。

ぜひ、気になった本からたくさんのことを吸収してみましょう!

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