「声優事務所ってそれぞれどう違うんだろう?」
「自分に適したプロダクションの見つけ方ってあるのかな?」
これから声優を目指す人にとっては、芸能界ってなかなかわかりずらいものですよね。
しかし、身近なところからプロダクションを知る方法って意外とたくさんあるんです!
というわけで、今回は「自分に合った事務所・養成所の選び方」についてご紹介していきます。
養成所選びで迷っている方は、プロダクションとメデイアの関係性を知ることでそのヒントが見つかるはず。
ぜひ今後の進路選びの参考にしてみてくださいね!
プロダクションを知るには番組がおすすめ
声優志望者の場合、とかく内容や演技などに気がいきがちですが、番組の冒頭やエンディングに流れるテロップを注視しておくのがおすすめです。
出演者やスタッフ、制作会社など色々な情報が出てきますよ。
「あの声のナレーターってこの番組にも出てるんだ」とか
「このアニメはあの事務所から多くキャスティングされてる」とか
「あの番組とこの番組は制作会社が一緒だ」とか
例えば、『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』などの東映アニメーションは青二プロダクションのキャスティングが大半です。
各事務所から著名な声優が名を連ねる「キャラクター名:キャスト名」のほかにも「協力:〇〇プロダクション」と記載されているのがコレで、若手声優がガヤや端役で出演していたりするんです。
また、NHKの番組は81プロデュースや俳協のキャストが多いですし、KADOKAWA関連のアニメはプロダクション・エース、ブシロード系列は響-HiBiKi-という印象ですね。
すなわち、特定の番組によって同じ若手声優でも他事務所に比べて圧倒的に出演できる確率は高かったりします。
こうした傾向を調べておくと、「目標となる仕事」へのイメージが多少なりとも明確に見えてくるはず。
業界に長くいれば細かくわかる部分もありますが、若いうちは何かと苦労することもあります。
よく、「この事務所に入ったけど思ったような仕事ができない」という声優さんもいます。
もちろん、事務所内での競争やマネジメントの兼ね合いもありますが、強み・特色は各事務所で違いますし、グループ系列の傘下に声優プロダクションがあったりするので、プロダクション(養成所)を選ぶ際はこの点をしっかり研究しておくことも大切です。
自分と”近い声優”からヒントを得る
自分と近い立場というのは、現在各プロダクションに所属している新人・若手の声優さんです。
事務所によっては「ジュニア」「預かり」といったカテゴリー属している方々も多いですよね。
ほとんどの人が所属してからトントン拍子で売れるわけでもなく、事務所から受けた仕事やオーディションのチャンスを活かさなければいけません。
実績を上げて売れるまでは、事務所やマネージャーの影響がかなり大きいということです。
プロフフィールの出演作品やSNSなどからどんな活動をしているのかがわかるので、自分が所属するであろう数年後がイメージしやすくなるはずですよ!
「好きだから」ではなく「似ている」がヒント
プロダクションを知っていくうちに「この事務所に行きたい!」「こんな声優さんになりたい!」と感じることもありますよね。
とはいえ、憧れの人がどんな番組に出演しているか?は気になるところですが、これって将来的にはあまり参考にならないことが多かったりします。
進路を考える際は、自分が「好きな声優」ではなく「似ている声優」を研究しましょう!
わかりやすいポイントでいえば「声」です。
高い、低い、トーンが明るい、暗い、柔らかい、堅い、などなど、ざっくりとした印象でもいいので何名かリストアップしてみてください。
そのほかにも、喋り方、容姿、趣味、特技、身長、骨格などなど、自分に近しい人声優さんが必ず一人はいるはずで、その人がどんな仕事をしていたかで、自分の将来像が少しでもイメージできれば今後進むべきプロダクションが絞りやすくなるはずです。
まとめ 〜ファン目線→プレイヤー目線〜
- メディアコンテンツを研究しよう
- プロダクションと企業の関係を知ろう
- 新人・若手声優を研究しよう
- 似ている声優を探そう
というわけで、今回はこれから声優を目指す際のプロダクション選びについてご紹介しました。
現在では、志望者が増え、声優が増えたことにより、プロダクションも多種多様となりましたね。
しかし、どれも同じようで調べていけばちょっとした違いがあるものです。
声優を目指すと決めたならば、番組を見るときもインターネットで検索する際も、常に「ファン目線」を捨て、同じ「プレイヤー目線」を意識してください。
意外なことに、意識が変わるだけで新たに気づくこともたくさんあったりするんです。
そうしたヒントをもとに、自分が納得できる進路を見つけてくださいね!
コメント