今では、アニメの人気に伴い「声優」という職業がフォーカスされることも少なくありません。
実際、プロの声優さんに憧れて芸能界を目指したいという人も多いのではないでしょうか?
とはいえ、声優って特殊な仕事って聞きますよね?
「具体的にどんな職業なの?」「自分に合ってるのかな?」
「好き」も大切ですが、目指すからには、詳しく知っておく必要がありますし、改めて自分に向いているのか?を考えてみることも大切です。
というわけで、これから目指そうか悩んでいる人向けに、声優という職業の特徴やワークスタイルについて紹介していきます。
他にはないようなかなり特殊な仕事だからこそ、慎重に考えて答えを出したいですよね?
具体的に知ることで、より自分に向いているかが分かる内容になっていますので、ぜひ、これからの進路選びの参考にしてみてください!
「声優」ってどんな職業?
なんとなくはわかっていても、声優って実際のところどんなワークスタイルなのか?
例えば、会社に勤めたり公務員として働くような職業のほとんどはシステム上「固定的」だったりしますが、声優はその逆でかなり「流動的」な働き方です。
では、さっそく以下でその特徴を挙げていくので、ぜひ自分に向いてるかどうかのポイントを探しながら考えてみてくださいね。
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個人事業主
声優は、事務所に所属していようがフリーだろうが基本的に個人事業主になります。
よく、事務所に入ってれば安心!と思うかもしれませんが、これはマネジメント契約をしているだけであって福利厚生もありません。例えば年金だと、国民年金のみ加入だった場合、老後に受け取れる受給額も厚生年金を納めていた会社員に比べグッと少なくなります。
また、声優には必要な資格もこれといった基準もないですが、一定のスキルがなければもちろん仕事を取ることも難しいと思います。
こうした、不安定で不確実性の高い仕事ですが、その反面「自分という商品」を扱う小さな会社の経営者として、うまく活動していくことで大きな利益や知名度を得ることも可能です!
自分をプロデュースするのが好きだったり、営業スキルに自信があるという人は向いているかもしれませんね。
給料は報酬制、振込は数ヶ月先
声優の給料は報酬制で、アフレコやナレーション、さらに細かくいえば案件ごとによっても当然額は違いますが、数をこなしていけばその分給料も高くなる傾向です。
それこそアルバイトや日雇い労働者と同じで、休みが多くなるほど入ってくるギャラも少なくなります。
さらに、ギャラの振込は3〜6ヶ月後に支払われることがほとんどなので、ある月は仕事が多くてもその案件の給料が入ってくるまでは数ヶ月先。今月はどのくらい入っているのか…、明細を見るのが楽しみであり不安な部分もあったりします。
声優業をやっている以上、こうしたお金の不安は常につきまとうので、危機感を持ったうえで行動できる人、あるいは精神的にブレない人は有利かなと思います。
時間も仕事場もバラバラ
声優の出勤時間は毎回異なり、レギュラーでもない限り基本は固定されていることはありません。
そのため、同じ声優でもワークスタイルや生活習慣はかなり違ったりします。
- 朝はどんなに早くても10:00〜
- 30分以内に終わるものもあれば半日以上かかる現場も
- 深夜帯からの現場もあり(25:00〜)
また、仕事場も毎回異なるため、様々なスタッフや共演者と働く機会が多くなります。
仕事内容だけでなく、その都度、時間や場所に対応できる柔軟性も求められます。
刺激の多い仕事現場が好きな人には向いていますし、積極的にコミュニケーションが取れるほど有利だったりします。
スケジュールは不確定
声優は、時間や現場もバラバラなのに加え1日先のスケジュールも不確定だったりします。
仕事の連絡が前日に入ることも多いですし、現場の都合で入り時間が変わったりすることも。さらには、決まっていたスケジュールがなくなる(バラし)こともあります。
明日突然休みになることもあれば仕事が入ることもあるので、基本的にいつでも即対応できるフットワークの軽さはかなり大切な要素だったりします。
定年がない
声優には定年退職というものがありません。
個人事業主なので、開業・休業・廃業などなど、自分の意思でどこまで働くかを決めることができます。そのため、70歳や80歳を過ぎても仕事ができるのならば、収入を得られることも可能だったりします。
その反面、体が資本なので、常に仕事のできる状態を保つことも大切。
一生好きな仕事で働きたい!稼ぎたい!という人には向いているかもしれませんね。
仕事の繋がりやすさ
他の仕事ではあまりないことかもしれませんが、とにかく人の縁や自分の趣味・特技がちょっとした仕事につながりやすいです。
もし自分が依頼する側でも、どうせ声を入れてもらうなら親しい人やこの分野に精通した人なら…と思いますよね?
ただ声優という仕事が好きなだけじゃなく、「人」や「もの」と関わることが好きな人ほどこうしたチャンスを掴みやすいのではないかと思います。
何にでもなれる
声優の仕事の大きな魅力は、作品を通してどんな役にでもなれること。
大人の女性が、少年役を演じることもできれば動物にもなれるし、異世界に行くことも手から魔法を出すことも可能ですよね?
また、舞台やテレビでは難しいことでも、声だけなら幅広い役を演じることができます。
違う自分に憧れたり、空想好きな人には、やっていてとても楽しい仕事だと思います。
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まとめ
いかがだったでしょうか?声優の仕事って「やっぱり大変そう…」と感じる人もいれば、逆に「おもしろそう!」と思った方もいるかもしれません。
他の仕事にはない特殊な仕事だからこそ、毎年多くの人が憧れる職業だったりします。
やりたい仕事を見つけ、ぜひ納得のいく目標を見つけてくださいね!
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