【朗読台本におすすめ】名作を凝縮!短編集&アンソロジー10選

書籍

世の中には多くの文学作品がありますが、いざ朗読に挑戦する場合にどんな作品にしようかと悩む人も多いのではないでしょうか?

限られた時間の中で、自分自身が誰に対して何を伝えるのか?を考えると、台本選びも慎重に行いたいところですよね。

そこで今回は、朗読をはじめたい人、作品選びに困っている人にうってつけな短編集やアンソロジー本をご紹介。

多くの作家や作品に出会えるお得でボリュームのある一冊から、ぜひお気に入り作品を見つけてみてはいかがでしょうか?

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作品選びの前に

膨大な作品の中から自分の朗読にピッタリなものを探し出すのはなかなか大変なもので、「これが読みたい!」と思っていても内容が難しかったり文量が多かったなんて経験をした人も多いかもしれません。

ですが、短編集であればそれぞれのストーリーが短く読みやすい作品がいくつも収録されており、著名な作家を中心に豊富なジャンルが揃っているのもメリットといえますね。

また、大まかな朗読時間や朗読を通してどんな人(たち)に何を伝えたいか?など、ポイントを書き出しておくと作品探しがよりスムーズに行えるはずです。

以下は、はじめて挑戦する人におすすめな本の選び方や朗読の組み立て方などを紹介しているのでぜひこちらも参考にしてみてください。

朗読向きおすすめ短編集

『1話5分! 小学生のうちに読んでおきたい名作101』

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『声に出して読みたい日本語』などの著書で知られる教育学者・齋藤孝さん監修の5分で読める日本と世界の名作選。

小難しい文学作品や海外の童話を柔らかい文章とポップなイラストでまとめ、さらに解説まで添えられた作りは読み聞かせとしても重宝する一冊となっています。

「読書が苦手」「作品選びに困っている」など、あらゆるニーズに応えてくれるイチオシの入門書。

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『齋藤孝のイッキによめる! 名作選 中学生』

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講談社より出版されている「イッキによめる!名作選シリーズ」の中学生版。

サブタイトルにあるように約10分で完結する内容ばかりで、芥川龍之介、中原中也、太宰治、夏目漱石といった文豪の他にも、現在活躍する作家作品も含めて全14編にまとめられています。

ふりがなや現代仮名遣いなど、手にとったときの読みやすさが魅力で、「中学生」だけでなく幅広い世代が共感できる名作が多数ラインナップされているおすすめの短編集。

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『ベスト・エッセイ2021』

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日本文藝家協会によるエッセイアンソロジー「ベスト・エッセイシリーズ」。

あらゆる分野で活躍する様々な著名人が体験した身近な出来事や心情を垣間見れるボリューム感たっぷりの本となっています。

時代を反映した旬なエッセイはもちろん、2021年版より以前のものも数多く出版されており、お気に入りの作家や”あの時代”を見つけて手にとってみるのもいいかもしれません。

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『3分で読める! コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語』

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各編3分で読めるショートストーリーが25本収録された短編小説集。

誰でも一度は利用したことのある身近な場所「喫茶店」をテーマに、一冊を通して笑えて泣けて心温まるバラエティ豊かな内容が揃っています。

『3分で読める! 眠れない夜に読む心ほぐれる物語』

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こちらも宝島社から出版されている「このミス」大賞シリーズ。

タイトルにあるように夜にピッタリな空想的で心を優しく刺激してくれる短編作が豊富にラインナップされています。

各編数ページにまとめられていますが、「明晰夢発生装置」(海堂尊)「夜のラジオ」(一色さゆり)など、一度読んだら心に引っかかる印象的なストーリーが盛りだくさんです。

『1日10分のしあわせ NHK国際放送が選んだ日本の名作』

出典:Amazon.co.jp

世界各国17言語に翻訳、ラジオ放送されたNHK WORLD-JAPAN「1日10分シリーズ」の第一作。

親しみやすい表紙デザインや読みやすい構成が魅力で、登場人物の心情を繊細に描いた「バスに乗って」(重松清)、本と人間の不思議なエピソード「旅する本」(石田衣良)などを収録。

第二弾の「ごほうび」、第三弾の「ぜいたく」と、どれも適度なボリューム感で重すぎないので朗読がはじめてでもとっつきやすいです。

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双葉社
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『とっておき名短篇』

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作家・北村薫さんと宮部みゆきさんがタッグを組んだイチオシの名選集シリーズ。

個性の強いストーリーがひとつの本にうまくまとめられており、短編ながら各編言葉巧みな表現によって読みごたえのあるものに仕上がっています。

巻末にある両者の対談も必見で、「しかし、よく書いたよね、こんなものを…」という北村さんの言葉通り、あえて名作を外した”掘り出しもの”を見つけるならぜひおすすめしたい一冊です。

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『教科書でおぼえた名詩』

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有名作家の代表作を中心に、「レモン哀歌」(高村光太郎)、「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)など、国語の教科書で目にした”あの作品”が多数収録されている短編詩集。

その他にも、俳句や短歌、漢詩や海外作家の作品も収録されており、読み返すときに便利な巻末の索引も掲載されてます。

Amazonのベストセラーにもなっており、馴染み深い作品、一度読んだことのある作品に出会いたい方にはおすすめの文庫本です。

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『特選 小さな名詩集』

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2019年に星雲社から出版された『特選 小さな名詩集』の新装改訂版。

「汚れちまった悲しみに…」(中原中也)、「生きる」(谷川俊太郎)といった名作のほか、海外詩も収録されているお得な一冊。

ページごとの文字が大きめかつシンプルに記載されているので読みやすく、しっかりとした表紙カバーなので長く愛用できるのも良い点です。

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『声でたのしむ 美しい日本の詩』

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読書の楽しみ方を良い意味で裏切ってくれる作品。

詩人・大岡信さん、谷川俊太郎さんが「声でたのしむ」をテーマに編纂し、音読・朗読することでふと口ずさみたくなるような、聞き手の耳に残りやすい名作が多数収録されており、無駄のないシンプルな構成も大変読みやすいポイントとなっています。

古語の響きが楽しめる和歌や俳句、自由な口語調の近・現代詩まで、音を通して朗読表現の奥深さを再認識できる詞華集。

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岩波書店
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その他おすすめ短編作品

以下では、はじめて朗読に挑戦する方に向けにおすすめ作品をクローズアップしています。

お気に入りの作者や作品から、読みやすくわかりやすいものを求めるならぜひこちらも参考にしてみてください。

まとめ

というわけで、今回は朗読台本探しにおすすめの短編集・アンソロジーをご紹介しました。

慣れ親しんだものからはじめて出会う作品、さらにはテーマや時間に沿ったものまで、それぞれの短編集の特徴からご自身のニーズにあったものを探してみてください。

短いストーリーとはいえ、一つ一つを深掘りしていくことできっと朗読が楽しくなるはずです。

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