みなさんは、朗読をするならどんな作品を探しますか?
無数の本の中で「小説」「エッセイ」「童話」「詩」などなど、ジャンルも様々で悩んじゃいますよね…。
作品選びってとても重要なんですが、できることなら多くの人が聞いて共感してもらえる朗読にしたいもの!
というわけで、今回は朗読入門のための作品選びのポイントをご紹介します。
僕自身の朗読経験も踏まえつつ、詳しく書いていくのでぜひ参考にしてみてください!
自分の朗読をイメージしてみよう!
作品選びの前に、まずは朗読のシチュエーションを意識してみましょう。
わかりやすい例えで「5W1H」がありますが、「誰が」「いつ」「どこで」「なにを」「なぜ」「どのように」など、読む際の状況を具体的にイメージしてみると自分がどんな人にどういった作品を朗読したいかがはっきりしてくるはずです。
視聴者の年齢層・嗜好がわかっていればそれにマッチした作品を選ぶことができますし読み方も工夫できちゃいます!
イメージが漠然としているのであれば、「恋愛もの」や「子ども向け童話」などなど、自分の好きなテーマを決めてそれに沿った作品をいくつか選んでみるのもいいかもしれません。
それでは、ご自身の朗読シチュエーションがイメージできたところで、以下の具体的なポイントを参考にしてみてくださいね。
作品選びのポイント
タイトル
多くの人に聴いてもらうには作品の顔であるタイトルが重要です。
例えば、国語の教科書にも掲載されるような有名作や人気作家から選ぶのもいいですし、タイトルから惹きつけられる一冊をチョイスしてみるのもおもしろいです。
特に、不特定多数の人に向けた場合には、認知度やインパクトが高いほどたくさんの人に聴いてもらいやすくなりますよ。
朗読に自身がない人でも、知っている作品であればイメージを共有しやすくなるので、迷ったら定番からはじめてみるのがおすすめです。
- 有名・人気タイトル
- 個性的なタイトル
文章
はじめて朗読する際は、文章の読みやすさを意識してみましょう。
字体であれば、旧字体よりも現代仮名遣いでひらがな主体の作品。
文体は、「文語体」よりも話し言葉に近い「口語体」の方が読み手が伝えやすく聞き手に親近感を与えます。
また、海外作品に関しても翻訳の文章がわかりにくいものもあるため、簡潔で意味の伝わりやすい文章を意識しながら選ぶといいですよ!
- 字体:現代仮名遣い
- 文体:口語体
時間
長い物語を聞かされ続けると聴き手に飽きられてしまいやすいですし、読む側も練習の際に手間がかかってしまいますよね?
作品選びでは、詩やエッセイ、童話などの短編作品がおすすめです。
最初は、5分程度を目安に短く文字数の少ないものから挑戦し、場面の切り替えや表現にアクセントをつけられるようになったら少しずつ時間を延ばしてみましょう。
- 〜5分程度がおすすめ
- 文量の少ないもの
内容
作品の主要な部分である内容はもっともこだわりたい部分ですよね?
朗読の場合、音だけで表現しなければならないので、難しい文学作品ではなく聴き手が場面をイメージしやすくシンプルな内容を選ぶのがおすすめ。
起承転結がわかりやすいものや、しっかりとオチがあるものが印象に残りやすいです。
終わりよければ全て良しではないですが(笑)、物語をはじめて聴く人でも頭に入ってきやすいものを意識しましょう。
子ども向けに読み聞かせをするならイラスト付きの作品もおすすめですよ!
- ストレートに刺さるシンプルなもの
- 場面をイメージしやすいもの
- 印象的な”オチ”があるもの
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まとめ
というわけで、今回は朗読入門におすすめの作品の選び方についてご紹介しました。
いろいろとポイントを挙げてきましたが、なんだかんだで僕が一番大切だと思うのは「相手を意識する」ということです。
どんな作品でも相手に伝わらなければ意味がないので、目の前に相手がいるならその人たちに、マイクがあればマイクの向こう側の人たちを想像して朗読してみてください。
その上で、読みやすくわかりやすいものであれば作品の魅力をしっかり伝えることができるはずです!
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