個性的な声優になるには?個性がわからない人のための見つけ方

業界・進路対策

声優を目指す過程で「個性を見つけなさい」「個性をアピールしましょう」なんて言われますが、「じゃあ一体自分の個性って何だろう…?」と思ったことないですか?

正直なところ、オーディションやレッスンで個性をアピールしましょうと言われても個性がわからない人にとっては何をしていいのかわかりませんよね?

ですが、個性がないと悩む人にも必ず個性はあります!

というわけで、この記事では声優志望者に向けた個性の探し方をご紹介します。

こうしたら絶対にわかります!とはいえませんが、同じように、声優・ナレーターを目指していた筆者も過去に悩み続けた経験があるので、確実にヒントになるであろう試行法をいくつか取り上げました!

個性に悩む人にとって少しでも参考になれば幸いです。

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個性的な声優とは?

声優として個性的な声を持つ人、ルックスが良い人ほど注目集めやすいかもしれません。

とはいえ、プロで活躍する声優さんすべてがそうかと言われれば違いますよね?

こんなことを書くのは失礼かもしれませんが、声や見た目だけで個性的だなと思う人ってそこまで多くないと思うんです。一見すると個性がわかりにくい人の方が割合多かったりしますよね?

必ずしも声やルックスなどの特徴的な個性を持った人だけが売れる業界でもなければ、むしろ個性が見えづらい人こそ売れる可能性をたくさん秘めているとも言えるかもしれません。

「個性」とは単に声や見た目、性格といったことだけでなく、あらゆることが個性になりうるのではないでしょうか?

憧れの声優さんがいるとしたら、自分も同じようになりたいと思う人もいるかもしれません。ですが、その声優にしかない個性があるし、あなたにしかない個性だってあるはずで、自分から「こうじゃなきゃダメだ!」「個性ってこういうもの」といった考え方をなくすことが大切だと思います。

無個性を個性のきっかけに!

声優志望者であれば、やはり自分自身の声を気にする人もいるかもしれませんね。

「特徴的な声じゃないから…」と悩む人もいるかもしれませんが、目立つ声、変わった声ではないということは言い方を変えれば馴染みやすい声聴きやすい声ということになります。

声に特徴がない方が好まれる番組やCM、キャラクターもあれば、特定の声色に縛られないことでタイプの違う様々な作品に出会える可能性も大いにあります。はじめから、「こういう声になりたい」という思いで声を作ってしまうと大抵どこかで頭打ちになりかねません。

正しい発声と練習の積み重ねによって本来の声は自然と出てくるもので、そのときはじめて自分の声の持ち味が見えてくるのではないでしょうか?

個性の探し方

冒頭でも書いたように、誰にでも必ず個性はあります。

とはいえ、どんな個性がどこで花開くは人それぞれです。

こうした悩みを抱える人が、今までやってきたこととは違った方法・考え方を取り上げたつもりなのでぜひ以下の内容を参考にしてみてください。

チャレンジする

どうやって個性を探せばいいの?と思う人もいるかもしれませんが、これは自分で探して見つかるものではなく、他人の評価によって見つかるものです。

どういうことかというと、声が変わっている人なら他人の声を聴いたり指摘されることではじめて「自分は他と違う」ということに気づきますし、自分の喋り方や演じ方が他人と違っていることも同様です。

世間では、「他人と違う=劣っている」ことに見られがちですが、声優業界に関していえばそれは長所にもなりえます。

学校や養成所に通っていると、どうしても講師や他人と違うことを避けがちで、とかく上手い人の真似をしがち。もちろん上達する方法としては間違っていないですが、他人との違いに気付く機会はどんどん失われるように思います。

失敗は成功のもと」と言われるように、間違いを恐れないこと、他人と違うと思っていてもとりあえずやってみること。

周りから指摘されることすべてが正解ではないという考え方も大切ですが、自分のクセに気づき引き出しにしまっておくことで、いつかそれが良いといってくれる人もいるかもしれません。

ネガティブになりすぎない

先ほどの内容に付け加えることではありますが、指摘されたことに対してネガティブに考えすぎないことはとても大切です。

これは僕の実体験ですが、原稿を読んでいて、句読点や行間の間を取りすぎるクセがあったんです。自分としては意図的にやっていることとはいえ指摘されることがありました。でも、全く違う人には「それも個性かもな」というように許容してもらえたことがあります。

僕自身とかく物事をナーバスに捉えがちなところがあったので、「独特だな」とか言われただけでも「違ってるのかな?」とか「直したほうがいいのかな?」って悩んでしまう節がありました。笑

ですが経験を重ねるうちに、「これも個性かな?」と割り切れてきた時期があったんです。

自信がなかったり、他人からの評価を気にしすぎると自分で自分の個性を潰しかねません。多少の指摘ならばポジティブに考えようとすることで、個性を維持するきっかけになるのではないでしょうか?

積み重ねの継続

現在活躍される声優さんも、はじめから特別何か個性があったかというと、ほとんどの方がそうではないと思います。

ですが、その声や技は磨かれたものであることは確かです。

独特の喋り口調や〇〇節と呼ばれるナレーターさんも、デビューしたての頃からその喋りが定着していたわけではありませんし、「この役柄なら〇〇さん」のようなハマった演技も、その方々の努力や才能や経験によって周囲が認めたものになります。

個性に悩む人も、今はまだそれが出る(周囲に理解される)までに至っていないのであって、日々の鍛錬の積み重ねにより、本当に少しずつ紆余曲折しながらも個性を見つけることができるのではないでしょうか?

こうした個性は、声や演技力に限らず営業スキルや現場の対応力なども当てはまります。

現在、活躍されている方々は、こうした何かしらの特徴や能力を磨いた結果個性になったといえるのではと思います。

まとめ

個性が見つかるタイミングは人それぞれですし、それに周囲が気づき的確に伸ばしていける人も実際のところ限られるかもしれません。僕自身もここで紹介した考えをもとに、少しずつ個性を見つけ出しています。

ですが、今の業界では様々な知識や能力が重宝されるようになっていますし、自分ができる得意なこと、好きなことから伸ばすのも一つの方法です。

ぜひ、焦らずじっくりと向き合ってみてくださいね。

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