今も昔も、番組制作において欠かせないのがナレーターです。
最近では俳優や芸人さんなども起用され、ナレーションという仕事も以前にくらべ世間の注目度は高くなった印象がありますが、テレビ番組を見ていると、誰でも必ずと言っていいほど聞き馴染みのある声ってありますよね?
声優・ナレーターに憧れる人であれば、こうした方々の声を意識して聞いてみたこともあるのではないでしょうか?
この記事では、これまでナレーションの仕事をしてきた筆者が、声優・ナレーター志望者にぜひ参考としておすすめしたい有名ナレーターを紹介していきたいと思います。
各ナレーターさんのここが必聴というようなポイントを書いていければと思うので、ぜひ参考にして聴いてみてくださいね!
必聴の有名ナレーター一覧
現在、第一線で活躍する方々は、どの方々も魅力的なナレーターさんばかりですが、ナレーションは番組を演出する上でもものすごく奥が深い仕事だったりします。
ここで紹介する方々の声を注意深く聞くことで、気づくことや学べることがたくさんあると思いますよ。
槇 大輔
【主な出演作】
『ザ!世界仰天ニュース』
『地球ファミリー』
『スーパーテレビ情報最前線』
『知ってるつもり?!』
『スーパーフライデー』
槇大輔さん(写真左)は、ナレーターの第一人者と呼ばれる方でこれまで数多くの作品を担当されてきました。
特にドキュメンタリー番組が印象的で、過去に出演された『スーパーテレビ情報最前線』など、登場人物の人間臭さや光に隠れた影の部分を俯瞰で捉えたようなナレーションは思わず没頭して聴いてしまいます。
その他、これまでに情報・教養番組やバラエティ番組なども幅広く出演されており、作品ごとの語り手の視点の違いにも気づかされます。
窪田 等
【主な出演作】
『情熱大陸』
『THE FISHING』
『スイーツ・SWEETS』
『日立 世界ふしぎ発見!』
『24時間テレビ「愛は地球を救う」』
『Masters』
人気番組「情熱大陸」でおなじみの窪田等さん。
あの包み込まれるような声はもちろんのこと、コンマ数秒の絶妙な語り出しのタイミングや、少ない文章でも重みある言い回しはすごいとしか言いようがなく、あくまで作品が主役ということを実感させられるのでぜひ参考にしてほしいです!
じっくりと掘り下げられるナレーションはいつまでも聞いていたいですね…。
最近では、テレビ番組やCM、企業VPだけでなく、ご自身YouTubeチャンネルで朗読の配信も行われています。
垂木 勉
【主な出演作】
『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』
『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』
『ありえへん∞世界』
『お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル』
『増田オートサロン』
垂木勉さんといえば、何と言ってもバラエティ番組のナレーション。
映像を引き立てつつ短い尺におさめる技術や、幅広い音域でのダイナミックなナレーションは、一度視聴すれば耳に残るくらいインパクトがありますね。
主に民放各局のバラエティ番組を抱えながらも、現在は著名なナレーターが在籍する事務所「ザ・ユニバース」の代表を務めていらっしゃいます。
立木 文彦
【主な出演作】
『世界の果てまでイッテQ!』
『櫻井・有吉 THE夜会』
『炎の体育会TV』
『嵐にしやがれ』
『PRIDE』
アニメ『ONE PIECE』赤犬/サカズキや吹き替え『バイオハザードシリーズ』アルバート・ウェスカーなど、ナレーション以外でもその声を耳にすることの多い立木文彦さん。
『世界の果てまでイッテQ!』のツッコミナレーションは、思わず視聴者も笑ってしまいますね。
その他、総合格闘技をはじめとしたスポーツ番組やCMなど、煽りのナレーションはもはや圧巻の一言です!
真地 勇志
【主な出演作】
『一億人の大質問!?笑ってコラえて!』
『世界の果てまでイッテQ!』
『秘密のケンミンSHOW』
『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』
『日立 世界ふしぎ発見!』
『新・情報7days ニュースキャスター』
『あいのり』
テレビを流せば声を聴かない日はないほど、現在でも多数のレギュラーを抱える真地勇志さん。
野沢雅子さんや神谷浩史さんなどで有名な大手声優事務所「青二プロダクション」の大御所ナレーターさんです。
明るい語り口調で、「正しく」「楽しく」伝わるナレーションが印象的ですが、何と言ってもポイントは、決して映像のジャマにならず、かつ地味にならない絶妙さ!
同じナレーションをしている方にとってもものすごく参考になる部分だと思います。
2016年に『「稼ぐ!」話し方』という著書も出版されているので、真地さんを参考にしたい方はこちらもおすすめです!
まとめ
今回は5名の方に厳選してご紹介しましたが、上記の方々以外にもまだまだたくさんのナレーターさんが活躍されています。
もちろん、誰でも簡単に実践できるような技術ではないんですが、ここで紹介したポイントを参考に聴いてみると各ナレーターさんの特徴に少しでも気づけるのではと思います。
現在、声の仕事に興味がある人は、テレビやラジオ、インターネットなどを通じてぜひいろいろな声に触れてみてはいかがでしょうか?
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