ボイスサンプル作成の注意点!声優志望者が気をつけるべきこと5選

オーディション

声優やナレーターになったら欠かせないのがボイスサンプルですね。

サンプルを作るならなるべく良いものにしたいですが、はじめて作るという人においては何かと不安やわからないことも多かったりすると思います。

正直、「ボイスサンプルはこうするべき!」という答えなんかはありませんし、いわゆる”ハマるか”どうかも聴く人によって様々です。

ですが、最低限ここは注意しておくと良い!ということがいくつかあるので、ここでははじめてボイスサンプルを作る人向けに押さえておくべきいくつかのポイントと狙いについてをご紹介します。

これらを気をつけておけば間違ったサンプル作りにはならないので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。

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ボイスサンプルを作るにあたって

まず基本的なこととして、音質には最低限こだわるべきです。

サンプルは声優にとっての大切な営業ツールになるわけですから、どういった環境で収録するかはとても重要ですし、どんな上手い人でも音が悪ければ良いサンプルはできません。

個人で作る場合は特にですが、機材や音声ファイルのビットレート、ノイズ編集といったところも含めて、誰が聞いても声や表現以外の部分でマイナスな印象を与えないように仕上げることが大切です。

収録時も、リップノイズが鳴りにくい水を用意するのがおすすめで、喉の状態や原稿の読み込みは万全の状態で臨みましょう!

収録環境」「読み手の状態」「原稿の完成度」があって、はじめて良いサンプルができるものです。

プロフィールからボイスサンプルまで、基本的な作り方や構成についてはこちらの記事がおすすめです!

ボイスサンプル作成の注意点5選

では、以下でサンプルを作るにあたって気をつけるべきチェック項目をご紹介していきます。

そのまま参考にしてもらうのも構わないですが、現時点での自分と照らし合わせて考えてもらうのが一番良いかと思います。

弱点は避ける

原稿作りにおいて言えることですが、自分が苦手なジャンルや言葉(単語)は避けた方が無難です。

細かく挙げれば、以下のようなポイントです。

  • ア行〜ワ行の苦手な滑舌
  • 苦手な表現(役柄)
  • できない声
  • 出せない音域

はじめて作る人にとってはちょっと厳しい要求かもですが、こうした部分は極力言い方を変えたり原稿のイメージを作り直すなどしてカットすべきです。

逆に、こうしたポイントから、自分の得意な領域をどんどんアピールできるようなものにすると、より良い内容に仕上がるのではないでしょうか?

声を作らない

声優志望者にありがちなことですが、無理に作った声を入れてしまうのはやめた方がいいです。

音圧も弱くなりますし、現場で長時間使えるような声ではないので喉を痛めるだけのものになってしまいます。

どうしてもこの声をしたいからといって無理に作るよりは、自分ができる範囲の声や役柄をチョイスする方が、聴いてる側もその人の本来の持ち味がわかりやすくなります。

長尺は避ける

ナレーションやセリフにしても、30〜40秒を超えると長く感じてしまいます。

聴く側は、声や表現といったことが分かれば充分なので、原稿を作る際はなるべくコンパクトにまとめることが大切。

いろいろな声優さんを参考にするとわかりやすいですが、大体30秒以内でまとまっているのが多いですよね。

フリートークは人柄が伝わるように

フリートークにしても、面白いものなら聴いてもらえるかもしれませんが、基本は”ウケ”を狙いにいかない方が無難です。

笑いや興味を惹くことに執着しすぎず、まずは自分自身のキャラクターが伝わるものを意識し、実際に現場で話したら「こういう人」というイメージが湧きやすいものがいいかもしれません。

被らない

当たり前かもしれませんが、それぞれのサンプルで似たような内容や声質、表現にならない方が望ましいです。

例えばですが、音楽アーティストのアルバム作品はシングル・アルバム曲含め一曲一曲が個性豊かですが、一つのアルバムとしてみたときにタイトル通りまとまりのあるものになってますよね。

セリフであれば年齢層や性格、ナレーションであればジャンルなどがバリエーション豊かに揃っていた方が、聴く側も新鮮味があり声の違いもわかりやすいはずです。

はじめのうちは、弱点を見せずにバリエーションを作るとなると何を作っていいか迷いがちですが、サンプルの数を多くするよりも、まずは厳選して自分のカラーや特徴を明確に出すことを心がけてみてください。

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サンプル制作にあたっての超重要な心構え

ここまでいろいろ注意点を挙げてきましたが、サンプルで最も重要なのは上手さをアピールするよりも声を聴いてもらうことです。

もちろん上手いに越したことはないですが、はじめのうちは誰が上手いかより自分にしかないその声をしっかりアピールすることがすごく大切で、僕自身も制作会社の人にサンプルを聴いて選んでもらえた理由は、「声の雰囲気で」というのが多かったです。

そして、サンプル一つ一つで何をアピールするか意図を持った内容に仕上げることで、それぞれが意味のある効果的なものになるはずですよ。

まとめ

サンプル作成にはこれ!という答えがないからこそ、誰かに良いと思ってもらえることだって充分あります。そのためにも、ここで紹介した内容を参考にしつつ自己アピールできるものを作ってもらえたら嬉しいです。

以下の記事では、より良いサンプルを作るにあたって知っておくべき基礎知識をご紹介しているので、ぜひ納得のいくサンプル作りを目指してくださいね。

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