声優学校選びってどこにいけばいいのか迷いますよね?
たくさんの学校があるけど、結局は自分の夢をしっかりサポートしてくれる学校へいきたいものです。
この記事では、専門学校と養成所に通った筆者がおすすめする声優専門学校をご紹介します。
各学校の特徴や強みをわかりやすく書いたのでぜひ参考にしてください。
おすすめしたい専門学校5選
こちらでプロになりやすい学校を簡単にチェックできるポイントをまとめているので、まずは選び方の参考にしてみてください。
学校選びに関しても、人それぞれ何を重視するかは違います。
とはいえ、プロになるという目標は誰もが持つことだと思うのでその点をしっかり考慮したうえでご紹介していきます。
【おすすめの基準】
①コスト(入学金・学費等)
②システム(制度・設備)
③カリキュラム(学科コース・授業)
④サポート(スキルアップ)
⑤デビュー(学校実績)
以上の点を5段階(S〜D)で、プロになるための最もおすすめな学校を厳選しました。
専門学校 東京アナウンス学院【おすすめ度:S】
おすすめ度 | コスト:C /システム:A /カリキュラム:S /サポート:A /デビュー:S |
校舎 | 東京/中野・西新宿 |
学科 | 放送声優科 |
授業料(2年間) | 約255万 |
主な卒業生 | 山口勝平、保志総一朗、檜山修之、寺島拓篤、細谷佳正 深見梨加、ゆきのさつき、真田アサミ、寿美菜子、三上枝織 |
声優学校の老舗。
日本で最初に声優を専門にしたカリキュラムを設け、これまで多くの卒業生を輩出した専門学校です。
伝統と実績があることから、各プロダクションとの繋がりもある上、カリキュラムやシステムなどをみても人気と信頼の高い専門学校です。
特徴
【専門的で豊富なカリキュラム】
数多くの選択授業や、2年次に選べる「舞台演技」「アテレコ」のゼミによって、より豊富で細やかな授業が受けられます。
特にゼミは、講師それぞれの指導方針から、同じ授業カテゴリーでも全く違ったアプローチの仕方もあるので、その内容自体も大きく変わります。
【放送声優科応援プロジェクト】
各プロダクションを招いて行われる特別講座。
模擬オーディションや説明会など、オーディション対策のコツや業界情報などが得られるので積極的に活用したいサポートシステムです。
【星誕オーディション】
毎年学外の会場で行われるオーディションで、予選を突破した生徒のみ各プロダクション関係者の前でアピールできます。
実力次第で、複数のプロダクションから声がかかるため大きなチャンスです。
総括
声優科は主に中野校舎を利用することになりますが、授業によっては校舎間の移動が大変だったりするのでを不便に感じるかもしれません。
もう一つデメリットを挙げるとすれば納入金や入学後の諸費用が高めということ。
ただ、奨学・教育ローン制度などは充実しているので、申請次第では在学中にコスト抑えることも十分可能です。
各路線が集まる新宿の近場にあることからどこからでも通いやすく、実績も十分なことから、実力をつけるなら最もおすすめの学校です。
アミューズメントメディア専門学校【おすすめ度:S】
おすすめ度 | コスト:B /システム:S /カリキュラム:A /サポート:S /デビュー:A |
校舎 | 大阪/西中島 |
学科 | 声優学科 |
専攻/コース | 声優専科(週1半年制/平日夜間・日曜) |
授業料(2年間) | 約240万 |
主な卒業生 | 柿原徹也、羽多野渉、前野智昭、赤羽根健治、落合福嗣 加藤英美里、門脇舞以、芹澤優、黒河奈美、米澤円 |
備考 | 大阪校(専門学校)のみ認可校、東京校(総合学院)は無認可校 |
人気を集めるAMGの大阪校。
「まずは大阪で目指したい」という人におすすめです。
芸能界となると確かに東京が有利ですが、こちらはアミューズメントメディア総合学院(東京校)と同じ系列なので大阪においては充分実績のある学校。
学費も比較的高くはないという感じなのでおすすめできる学校です。
特徴
【産業共同カリキュラム】
この学校の最も特徴的なインターンシップ制度。
グループ独自のアニメ・ゲームコンテンツ制作により、在学中からAMG関連の作品(アニメや映画等)へ参加することが可能です。(2019年度卒業生インターンシップ参加者数:330名)
インターンによって早い段階で現場を知ることはその後の財産になるし、出演作品は芸歴になるのでオーディション活動でも有利に。
この制度は生徒からの評判も良いみたいなので、在学中にぜひ利用したいところですね!
【プロダクション所属学内オーディション】
75社以上のプロダクションを招いて行われる所属オーディションで、毎年高い所属率(61.3%)を出しているようです。(2019年3月卒業の業界進出希望者実績)
やはり、他校と比較してもオーディションの量や招くプロダクション数が多いこともあっての理由。
声優・ナレータープロダクションに関わらず、芸能・音楽系のプロダクションも参加しているので幅広いアプローチが可能です!
総括
気になるのは、大阪校自体の実績というところでしょうか。
東京校の所属率(67.7%)と比べると少なからず差もあるようです。
とはいえ、グループとしては大きいので毎年多くのチャンスがあります。
授業も厳しく基礎から叩き込まれ、インターンやオーディションサポートもかなり充実している学校といえるので、努力次第で直接所属を目指すことは十分可能です。
ちなみに、アミューズメントメディア総合学院(東京校)についても以下の記事でまとめています。
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日本工学院 専門学校【おすすめ度:A】
おすすめ度 | コスト:D /システム:S /カリキュラム:S /サポート:A /デビュー:B |
校舎 | 東京/蒲田・八王子 |
学科 | 声優・演劇科 |
専攻/コース | 声優専攻 ナレーター専攻 |
授業料(初年度) | 約264万 |
主な卒業生 | 逢坂良太、江口拓也、寺島惇太、間宮康弘、吉原 光夫 新谷良子、豊口めぐみ、清水愛、井澤詩織、大野柚布子 |
東京の郊外にある巨大キャンパスが特徴。
数多くの学科と施設があり、大学に通う気分を味わえます。
声優を目指す場合は、蒲田か八王子キャンパスになります。
都心から外れているとはいえ、駅からも近く構内には学食やラウンジ、飲食店もあるため快適なキャンパスライフを過ごせます。
特徴
【著名な講師陣】
茶風林さん(蒲田校) 千葉繁さん(八王子) 折笠愛さん 冨永みーなさん
この学校の特徴の一つは第一線で活躍する講師陣がそろっていることです。
1年次は基礎を中心に学びつつ、声優専攻・ナレーター専攻どちらかを選択することでより自分に適した授業を受けられます。
【大きな施設と最新の設備】
都内のスタジオさながらの設備が用意され、レッスン場もかなり広めです。
それぞれの施設も綺麗な印象で、敷地内には公演ホールもあったりと、学ぶ環境は都内でもトップクラスといっていいです。
総括
プロダクションや劇団など90社近くを招いて行われる合同審査会も行われたりと、学費は高めとはいえそれ相応の学びやサポートを受けられます。
実際のところ、一人暮らしの出費を抑える上でも学校は郊外にあったほうが何かと助かりますし、学業に集中しやすいのもメリットです。
デビュー実績がやや少ないものの、個人的にはかなりおすすめできる学校です。
専門学校 東京声優アカデミー【おすすめ度:A】
おすすめ度 | コスト:S /システム:C /カリキュラム:A /サポート:B /デビュー:B |
校舎 | 東京/恵比寿 |
学科 | 声優養成科 |
授業料(2年間) | 約226万 |
主な卒業生 | 代永翼、佐藤拓也、高坂知也、米内佑希、益山武明 甲斐田裕子、石上静香、桃河りか、小堀幸、古川由利奈 |
備考 | 旧学校名:東京メディアアカデミー |
外画に強いアットホームな学校。
緒方賢一さん、水田わさびさんらを筆頭に実績ある著名な講師陣が揃います。
各プロダクションやスタジオにも近い恵比寿に校舎があり、まさに業界の中で声優を学べる学校といえます。
(※2021年度より校名を「東京声優・国際アカデミー」に変更予定)
特徴
【クラス担任制】
各クラスごとに担任アドバイザーが付き、学校生活や進路相談などのアドバイスを細かくサポートしてくれます。
コミュニケーションが取りやすく、生徒それぞれが悩みや疑問を相談しやすい環境といえます。
【T-1グランプリ】
学内イベントも盛んで、毎年秋に行われる「T-1グランプリ」では、生徒同士がゼロから作り上げた演劇を発表。
各グループごとにグランプリを競い合うもので、舞台制作を根本から学ぶことができます。
総括
立地が都内の中心地とはいえ、校舎の規模が小さく施設設備が少し不十分な印象…。
授業の合間の昼食や休憩など、ゆっくりしたい時間を作るのは難しそうなので、学校生活を過ごすにあたってその点は不便に感じるところかもしれませんね。
とはいえ、インターンやオーディションサポートもそれなりに充実しているので、学費を抑えつつアットホームな環境で学びたい人におすすめな学校といえます。
アニメ・声優&eスポーツ専門学校【おすすめ度:B】
おすすめ度 | コスト:C /システム:A /カリキュラム:A /サポート:S /デビュー:C |
校舎 | 東京/北葛西 |
学科 | アニメ声優ワールド |
専攻/コース | アニメ声優専攻 声優アーティスト専攻 声優&ラジオパーソナリティー専攻 アニメミュージカル専攻 |
授業料 | 要資料請求 |
主な卒業生 | 和氣あず未 |
2011年に開校した新設校。
校舎が綺麗で設備もかなり充実しています。
授業料は掲載されていませんが、卒業生の評判などから安くはないという印象です。
特徴
【年2回の大規模オーディション】
この学校の大きな強みの一つが学内オーディションです。
100社を超える声優プロダクションや劇団が来校して開かれています。
個別オーディションや特別講義もあり、デビューを目指す上でかなり充実した環境といえます。
【学内イベントが豊富】
毎月第4日曜に開催されるイベントで、周囲の仲間同士と打ち解けやすい環境です。
学科全体としても、同じ趣味を持った仲間が集まりやすいのが特徴です。
総括
「Wメジャーカリキュラム」など、在学中も柔軟に進路を模索できるカリキュラムがあるようですね。
これから人気を集めそうな気もしますが、新設校だけにまだ実績という意味では未知数です。
サポートはしっかりしているので、意識の高い仲間同士で高め合いつつ、個人のやる気や努力がかなり重要だと思います。
プロになるチャンスは多いほうがいい、充実した設備で学びたいという人にはおすすめできます。
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まとめ
おすすめの声優専門学校5校をご紹介してきました。
これまでの僕自身の経験もそうですし、各学校の卒業生のコメントからも読み取れることですが、やはり最後は個人の実力次第だと思います。
学校は、生徒がプロになるための後押しをしてくれます。
どこへいっても高いお金を払うわけなので、恵まれた環境を最大限利用しましょう。
あわせて、声優スクールについて紹介したこちらの記事もおすすめです。
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